涼しげハス見頃 富山県内に熱中症アラート

強い日差しの中、涼やかに咲くハス=朝日町歴史公園

 27日の富山県内は高気圧に覆われて気温が上がった。富山地方気象台によると、富山市秋ケ島で35.1度を記録し、最高気温が35度を超える「猛暑日」になった。富山と砺波は34.2度を観測。気象庁と環境省は、26日に続き県内に「熱中症警戒アラート」を出した。

 厳しい暑さの中、朝日町歴史公園(同町横水)の池はハスが見頃となっている。訪れた人は涼しげに咲く花に見入っていた。園内の休憩所「旧川上家」によると、今年は生育が遅かったが、7月上旬の大雨後に開花が進んだ。花はお盆ごろまで楽しめるという。

 県内の各消防のまとめでは、この日は10~90代の男女計13人が熱中症とみられる症状で病院に搬送された。このうち70代以上の男女4人が中等症。

 富山地方気象台によると、28日も気温が上がる見込みで、予想最高気温は富山35度、高岡(伏木)34度。

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