29歳の米人気俳優 危険運転で50時間の社会奉仕活動へ 父は9・11で救出の際、死去した消防局員

コメディアンで俳優のピート・デヴィッドソン(29)が、3月に起こした交通事故を受けて課された18カ月間のダイバージョン(非刑罰的)プログラムの一環として、50時間の社会奉仕活動を命じられた。ピートは3月4日夜、運転していたメルセデス・ベンツのコントロールを失い住宅に衝突。危険運転で起訴されたが、先週、不抗争の答弁をして同プログラムを課せられていた。

TMZによると、ピートは50時間にわたる社会奉仕活動を完了させなければならないという。2001年9月11日の同時多発テロ事件で救出にあたり死亡した父スコットが働いていたニューヨーク市消防局で活動を行うことも可能だという。また、危険運転による犠牲者について学ぶため遺体安置所を訪れるほか、交通に関して12時間の授業を受けるそうで、全ての過程を無事終了すると、前科がつかないままでいられるという。

またロサンゼルス郡地区検察局は、ピートが「賠償金を支払い、全ての法に従う」ことを命じているとピープルが報じている。

一方で、ニューヨーク市消防局はピートが同局を社会奉仕活動の場に決めた場合、喜んで受け入れるとして、「同時多発テロ事件の英雄の息子であることから、私達はデヴィッドソン氏に喜んで社会奉仕活動の機会を与えます」と声明を発表している。ピートは先月、危険運転で起訴されていた。

(BANG Media International/よろず~ニュース)

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