毎週木曜日に『DAZN』で放送されているプログラム「内田篤人のFOOTBALL TIME」。
今回は去就が注目されている鎌田大地が出演した他、番組後半ではAZでプレーしている菅原由勢も参加。内田篤人とトークを繰り広げた。
そして、そのなかで「選手としてぐっと伸びたきっかけになった時期」について聞かれると…。
鎌田「小学6年生まではめっちゃ上手かったです。でも中学では全然試合にも出られなかった。
身長が30cmくらい伸びて、今でも細いのに当時は本当に体がついていけなかった。フィジカル的な面ですごく苦労しました」
内田「俺も中学の時は周りに上手い選手がいて全然だったけど、アンダーの代表に呼ばれてからぐっと伸びた。鎌田くんはそんな時期ありますか?」
鎌田「高校2年生ですね。僕は育ちがあんまり良くないので、高校1年生のときは練習をちゃんとやらなかったり、いろいろ大変な時期もあった。
高校サッカーって特殊じゃないですか。自分が1年生のときはとても東山高校が強い時で、三冠を取れるチャンスがあったんです。
そこで僕が最後の20分くらい出場して、ゴールまで1メートルくらいしかないところでシュートを外してしまって、僕のせいで負けたんですよ。
先輩たちにすごく迷惑をかけて、サッカーをやめようと思っていたんです。
でもいろんな先輩たちが泣きながら『お前が引っ張っていけよ』と。アニメでよくあるような、あんな感じで。
そこで『自分は変わらないといけない』と思って。次の日から坊主にして、変わったという感じですね。気持ちの面で」
内田「すごいね、その1メートルでシュートを外したからこそ今の鎌田くんがある」
鎌田「ほんとにもう、先輩たちには申し訳ないですけどね。あのようなことがあったから、多少は変われたのかなと」
内田「僕も1年生のころは坊主でしたよ。マッチ棒と呼ばれて(笑)」
鎌田「僕は髪の毛がすぐ伸びるようなシャンプーを使ったりとかしてました(笑)。
『手の爪と爪を擦り合わせてたら髪の毛が伸びやすくなる』と友達が言っていたから、授業中ずっとそうやってたりとかしましたよ」
決定的なシュートを外してしまったことでサッカーを辞めようと思うほど落ち込んだそうだが、先輩たちにあとを託されたことで心を入れ替えられたのだという。
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ただ、坊主のヘアスタイルについてはそれでもやや抵抗が残っていたようだ。