新潟県内、手足口病の警報発令 2年連続 手洗い徹底を、ヘルパンギーナも警報基準超え

 新潟県は7月27日、乳幼児に多い夏風邪で、口の中や手足に発疹ができる「手足口病」の県内患者数が7月17〜23日の1週間で1医療機関当たり6.09人となり、国の警報基準(5人)を超えたため、全県に警報を発令した。警報発令は2年連続。

 新潟県内の13保健所管内別では、新発田管内(新発田市、阿賀野市、胎内市、聖籠町)が1医療機関当たり22.25人で最も多く、村上管内(村上市、関川村、粟島浦村)が19.0人と続き、下越地方を中心に流行している。新潟市は6.94人だった。

 県内では子どもの夏風邪の一種「ヘルパンギーナ」も警報基準(6人)を超えており、7月17〜23日の1医療機関当たりの患者数は6.98人。前週(10〜16日)の10.24人からは3.26人減少した。

 県感染症対策・薬務課は「手足口病とヘルパンギーナの対策は同じ。手洗いを徹底し、タオルの共有を避けてほしい」と呼びかけている。

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