長期金利上昇、0.575% 8年10カ月ぶり高水準

27日、金融政策決定会合に出席するため、日銀本店に入る植田総裁(代表撮影)

 28日の国債市場で、長期金利の指標である新発10年債(371回債、表面利率0.4%)の利回りが一時0.575%に上昇し、2014年9月以来、約8年10カ月ぶりの高水準を付けた。前日の終値利回りは0.435%だった。

 日銀がこの日の金融政策決定会合で、大規模な金融政策の修正を決定。長期金利の上限とする「0.5%程度」は維持しながら、1%まで上昇することも容認したことから、国債が売られた。

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