花王、スティック形状の衣料用洗剤「アタック ZERO パーフェクトスティック」を発売

花王は、洗濯機にそのままポンと入れるだけで使えるスティック形状の衣料用洗剤「アタック ZERO パーフェクトスティック」を8月5日から発売する。7月27日に都内で発表会を開催し、俳優の松坂桃李、菅田将暉、間宮祥太朗、杉野遥亮が登壇。新形状で簡便性を高めるとともに、液体洗剤を超える洗浄力を実現した新製品をアピールした。

近年は共働き世帯の増加などにより、家事においても時短やタイムパフォーマンスへのニーズが増加。約9割の生活者が「洗濯の手間をできるだけ減らしたい」と考えている。衣料用洗剤市場においても、つまんで洗濯機に入れるだけの簡便性の高いワンショットタイプが市場の約2割まで伸長している。

花王ハイジーン&リビングケア事業部門ファブリックケア事業部の原岡理映部長は「粉末や液体とは違うニーズが生まれています。これまでのアタックにはなかった、ワンショットタイプの新たな提案です」と、新製品の開発背景を説明。さらに衣類のしつこい汚れや黄ばみに悩む生活者が、部分洗いやつけ置き洗いなどの「前洗い」に手間をかけている実態も指摘した。

そこで「アタック ZERO パーフェクトスティック」は、「洗浄力」「ラクさ」「環境性」にこだわって開発。最大の特徴は、液体洗剤を超える洗浄力を実現したことだ。液体洗剤では安定的に配合できない、高濃度のアルカリ剤を主成分として配合。しつこい皮脂汚れに対する洗浄力を向上させた。

さらに洗浄・消臭・抗菌などの効果成分だけを100%凝縮した、新開発の次世代型発泡パウダーを採用。パウダーが水に触れると発泡し、素早く溶け広がり、高い洗浄力を発揮する。「洗剤を計量する必要がなく、圧倒的な洗浄力で、前洗いもいらない。本当のラクさを実現しました」(原岡部長)。

また、環境に配慮し、全サイズをパウチ包装仕様にすることで、洗濯1回当たりのプラスチック使用量を削減。製品のコンパクト化により輸送効率を高め、二酸化炭素排出量の削減にも貢献する。

内容量は7本入り、24本入り、51本入りで展開。ドラム式、タテ型、どちらの洗濯機でも使える。簡便性と高洗浄力の付加価値化により、洗濯1回当たりの単価は、液体洗剤や粉末洗剤より高くなる。

日本での発売に続いて、9月からは香港、台湾でも発売する予定。「ファブリックケアのリーディングブランドとして、成長を加速させます」(原岡部長)。

発表会では、「アタック ZERO」のテレビCMに出演している松坂、菅田、間宮、杉野がトークを展開。新製品と同社液体洗剤の汚れ落ちの比較実験も行い、新製品の性能の高さに驚嘆していた。

「アタック ZERO パーフェクトスティック」のよさを問われると、「ものすごい洗浄力です。この洗浄力を早く体験していただきたい」(松坂)、「日本の洗濯を変える1本です。新しい洗濯ライフが始まると思います」(菅田)、「計量の必要がなく、時短ができる。革命的で驚きました」(間宮)、「ポンと入れるだけで、ワーッと汚れが落ちて、洗濯が楽しくなりそうです」(杉野)と、新製品の魅力をたっぷり伝えた。

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