【動画】高校生、重機の操作学ぶ 鹿島機械工業が体験会

パワーショベルの操作を体験する敬徳高2年生=鹿島市の鹿島機械工業

 自動車整備士の仕事に興味を持ってもらおうと、鹿島市の鹿島機械工業は21日、高校生向けの職場体験会を開いた。敬徳高自動車整備科の2年生39人が参加し、最新の電子制御装置や建設機械の点検などを学び、将来の仕事のイメージを具体化させた。

 自動車整備士の人手不足が続く中、同社は2019年から職場体験を実施し、自動車整備科がある敬徳高と北陵高の生徒が参加している。生徒たちはプロの整備士から、パソコンを使って行う電子制御装置の整備や、パワーショベルなど建設機械の点検・操作法などを教わった。田中北星さんは「重機の操作や点検など、学校ではできない経験をさせてもらい、整備士の仕事を知ることができた」と話した。

 同社の山口一志社長は「自動車整備の現場も随分変わり、パソコンを使った電子制御なども増えている。仕事の面白さを知ってもらい、整備士を目指す高校生が増えてほしい」と期待した。(山口源貴)

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