武雄の名所、ガラスアートに 作品好評、武雄高生再び描く

店内のガラス面に作品を描く武雄高の美術部員たち=武雄市武雄町のカフェ&レストランOLY

 武雄温泉駅南口前のカフェ&レストランOLY(オリー)で21日、武雄高の美術部員が店内のガラス面にアート作品を描いた。観光やビジネスで訪れる人に武雄の魅力を伝えようと、市内の観光名所やシンボルを色鮮やかに表現した。

 西九州新幹線開業に合わせた昨年9月のオープン時にも、同校と武雄中の美術部員が武雄の観光名所を題材にした作品を描き、来店客が写真を撮ってSNSに紹介したり、他県の学校の教諭が視察に来るなど評判となった。店長の尾崎和彦さん(64)が「若い人の感覚でさらに武雄を盛り上げてほしい」と再度、ガラスアートの制作を依頼した。

 昨年の作品は写真を撮って店内に飾り、ガラス面を拭き取って今回は「未来の武雄」をテーマに新たな作品を描いた。新幹線、大楠、市花のツツジをモチーフにカラフルな色合いで仕上げ、市のゆるキャラ「美味暮おしくらマン」も登場する。

 部員10人で約1週間構想を練ったといい、2年生の髙橋七美さん(17)と山口小桃さん(16)は「見る人が楽しく、うれしい気持ちになるようにと思いながら描いた」と笑顔を見せた。(澤登滋)

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