宇都宮市のラーメン店で卓上の調味料のスプーンを口に入れて戻す様子を動画撮影し、ＳＮＳに投稿したとして、宇都宮中央警察署は２７日、威力業務妨害の疑いで動画に映っていた男とそれを撮影した男を逮捕しました。
威力業務妨害の疑いで逮捕されたのは、益子町益子の風俗店店長の男（31）と上三川町上三川の自称・飲食店従業員の男（22）です。
２人は、２０２１年１０月から去年（2022年）１０月の間、宇都宮市のラーメン店で風俗店店長の男が卓上の容器内のおろしニンニクをスプーンですくって口に入れ、吐き出すとともにスプーンを容器に戻し、その状況を自称・飲食店従業員の男が撮影してインスタグラムに投稿し、業務を妨害した疑いがもたれています。
法人側は、ＳＮＳに動画が拡散された今年（2023年）３月に警察に相談し、４月に被害届を出していました。調べに対し風俗店店長の男は「業務を妨害する意図はなかった」と容疑を否認していて、自称・飲食店従業員の男は認めているということです。
警察では、動画撮影時期の特定を進めています。法人側の担当者によりますと動画の拡散後、卓上の調味料の交換頻度を上げたり予備を準備したりする対応を取ったということです。
