円、一時138円台後半 日銀の政策修正報道で

 28日午前の東京外国為替市場の円相場は対ドルで上昇し、一時1ドル=138円台後半を付けた。日銀が同日の金融政策決定会合で政策修正の一環として、長期金利の変動幅の許容上限を柔軟化する案を検討するとの一部報道を受け、円買いドル売りが強まった。

 午前10時現在は前日比52銭円高ドル安の1ドル=139円46~49銭。ユーロは2円66銭円高ユーロ安の1ユーロ=153円11~19銭。

 日銀が政策を修正すれば日米の金利差が縮小するとして、投資家が円を買ってドルを売る動きが朝方に先行した。その後は、ドルを買い戻す取引もみられた。

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