甲子園での活躍誓う 日大山形高選手ら来社

夏の甲子園に向け日大山形高の選手らが試合への意気込みを語った=山形市・山形メディアタワー

 第105回全国高校野球選手権記念山形大会で2年ぶり19度目の優勝を果たした日大山形高の選手らが27日、山形市の山形メディアタワーを訪れ、甲子園球場(兵庫県西宮市)で8月6日に開幕する全国大会への決意を語った。

 中園健二校長、荒木準也監督、園田剛樹部長、今田歩希主将、小野彰太郎副主将、菅井颯選手が訪問し、山形新聞の寒河江浩二会長・主筆(山形新聞グループ経営会議議長)、佐藤秀之社長、山形放送の板垣正義社長と懇談した。

 荒木監督は山形大会を振り返り「苦しい試合ばかりだったが、チームとして壁を突き破ることができたと感じている」とナインの奮闘をたたえ、「初戦に全力を尽くす。一戦でも多く戦い抜けるよう、しっかり準備していく」と抱負を口にした。今田主将は「2年前の先輩が活躍する姿をスタンドで見て『自分たちも』と思って練習してきた。自信を持ってプレーしたい」と意気込んだ。小野副主将は「憧れの舞台で成長した姿を見せられるよう、粘り強く戦いたい」、菅井選手は「代表として恥じない戦いをして、いい報告ができるように頑張る」と語った。

 寒河江会長は「厳しい戦いを勝ち抜いたことを自信に甲子園でも活躍してほしい」と激励した。夏の甲子園は8月4日に組み合わせ抽選を行い、対戦校が決定する。選手らは、この日、県庁で吉村美栄子知事と懇談した。

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