県内は梅雨明け後、連日厳しい暑さに見舞われている。猛暑が続く中、日本の滝百選にも選ばれている米沢市の名瀑(めいばく)「滑川大滝」直下では、清流が巨大な岩肌を伝って流れ落ち、涼しい空気に包まれている。
滑川大滝は落差約80メートル、幅約40メートル。滑川温泉「福島屋」そばのつり橋を渡った先の展望台から遠望できるほか、展望台から下った沢や、さらに下流の沢を登って滝の真下から迫力ある姿を見ることもできる。
地元の山に詳しい加藤真一さん(64)=同市万世町桑山=は「滑川大滝の景観は素晴らしいが、沢を通る場合は危険が伴う。経験者に同行してもらい、天候や体調などを十分確認した上で、注意して楽しんでほしい」と話した。