消防隊員らが日頃の訓練で培った救助技術競う 栃木県内から2チーム全国大会へ

 消防隊員らが、日頃の訓練で培った救助技術の成果を競う大会の関東大会が、27日宇都宮市内で開かれ、県内から出場した7チーム中、2チームが全国大会への切符を手にしました。

 栃木県内で初めて開催された、消防の救助技術を競う関東大会。

 宇都宮市消防局と東京消防庁による「引揚救助」の競技で開幕し、会場は大きな声援と熱気に包まれました。

 大会は、関東地方などの1都9県から78チーム・362人が参加し、全国大会の出場をかけて消防隊員の精鋭たちが日頃の訓練の成果を競いました。

 栃木県からは、6月の県大会を突破した宇都宮市消防局など7チームが出場しました。

 この日は、7メートル下にいる救助が必要な人をロープで引き揚げる「引揚救助」など3種目の競技が行われ、それぞれ安全さや確実さの得点に加え、救助にかかった時間で順位を競いました。

 「引揚救助」に出場した宇都宮市消防局のチームは、得点が500点の満点で、救助にかかった時間が24チーム中最も速い77・4秒を記録し、見事全国出場の切符を勝ち取りました。

 県内から参加した7チーム中2チームが全国大会への切符を手にし、優勝した宇都宮市消防局と、ロープブリッジ救出で7位になった鹿沼市消防本部は、8月25日に北海道札幌市で行われる全国大会に出場します。

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