中古車販売大手「ビッグモーター」の保険金の不正請求が明らかになった問題について、国土交通省中部運輸局は7月28日、不正な作業をしていた疑いが浮上している浜松市南区の店舗に立ち入り検査を実施しました。
<野田栞里記者>
「時刻は午前9時、国土交通省の職員が、ビッグモーター浜松南店の立ち入り検査に入ります」
「ビッグモーター」をめぐっては、国土交通省が社長らに聞き取り調査を行いましたが、実態の把握が十分ではないとして全国34の店舗で一斉に立ち入り検査を実施しました。
ビッグモーター浜松南店は特別調査委員会の報告書で、板金や塗装など37件の作業について何らかの不適切な行為が行われた可能性があると指摘されています。
今回の立ち入り検査で道路運送車両法に違反する行為が確認された場合、国土交通省から行政処分を受ける可能性があります。