来日中のラウタロ・マルティネスが告白「サウジアラビアのオファー、断った」

今夏のマーケットで大きな影響力を発揮しているサウジアラビアリーグ。数多くの選手を巨額の給与で引き付け、かつての中国を超える大型補強を行っている。

クリスティアーノ・ロナウドやカリム・ベンゼマのみならず、マルセロ・ブロゾヴィッチやジョーダン・ヘンダーソンなど世界的な選手が次々とサウジアラビアに渡っており、その資金力はヨーロッパのビッグクラブでも全く対抗できないものだ。

ただ、今回『Gazzetta dello Sport』が伝えたところによれば、インテルの新キャプテンに就任したアルゼンチン代表FWラウタロ・マルティネスはサウジアラビアからのオファーを断っていたという。

その理由について、ラウタロ・マルティネスは以下のように答えていたようだ。

ラウタロ・マルティネス

「僕はインテルのキャプテンをやる準備ができているし、誇りに思っているよ。過去にアームバンドを巻いた偉大な王者たちに恥じないようにしたい。

重要な選手たちが何人かチームを去ったことは事実だけど、今インテルには若いグループがある。

僕はここで6シーズンを過ごしてきたから、すべてを知っているし、理解している。自分の知識を皆と共有していきたい。

新しい選手たちには一つだけ話したんだ。『君がここにいるのは、何かを持っているからだ。君はインテルに選ばれた。

それは偶然ではない。サン・シーロでプレーするクオリティ、強さ、メンタリティがあるからだ。全力を尽くせば、ファンは愛を持って迎えてくれる』とね。

サウジアラビアから間違いなくオファーはあったよ。でも僕はインテルで満足している。変える理由はないし、家族も同じ考えなんだ。

インテルは僕にとって第二の故郷だ。ここに来てから誰もが愛を示してくれたし、それを忘れることはない。

僕は貧しい家族の出身だ。子供の頃は困難な時期もあったが、人々が助けてくれたときには感謝しなければならないものだ。

シモーネ・インザーギ監督からは、人は笑顔で働いて成長できることを学んだ。それは結果が出ていないときでも自分をポジティブにしてくれるものだ。

父親になることで僕は成長した。そしてもうすぐ第二子が生まれる予定だよ。名前はテオになると思う。

子どもが生まれることを考えたときからこの名前だと決めていた。女の子なら妻が、男の子なら僕が名前を付けることになっていたからね」

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25歳になったラウタロ・マルティネス。インテルとの契約は2026年まで残っている状態であり、サウジアラビアへ移籍することを選択する理由はなかったそうだ。

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