秋接種でコロナワクチン購入合意 米2社から2500万回分

新型コロナウイルスワクチンの接種を受ける人

 厚生労働省は28日、新型コロナウイルスワクチンの秋接種を想定し、オミクロン株派生型「XBB」に対応した新しいタイプのワクチンについて、米ファイザー製2千万回分と米モデルナ製500万回分を両社から追加購入することで合意したと発表した。必要に応じてさらに追加購入できることも確認した。両社はそれぞれこのタイプのワクチンを承認申請中。

 閣議後会見で加藤勝信厚労相は「秋接種を着実に進めるため、円滑にワクチンの供給を受けられるよう取り組んでいきたい」と述べた。秋接種は9月から接種可能な全ての人を対象に実施し、世界的に流行するXBBのみに対応した1価ワクチンを使用する方針。

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