9月14日から保全状況審査 ユネスコ世界遺産委、軍艦島など

長崎市の端島(通称・軍艦島)=2022年2月

 国連教育科学文化機関(ユネスコ)は28日までに、9月10~25日にサウジアラビアで開く世界遺産委員会の日程案を公表した。登録済み遺産の保全状況審査は14~16日の3日間を予定しており、日本関連は、長崎市の端島(通称・軍艦島)を含む「明治日本の産業革命遺産」など四つが対象となる。新規登録の国内候補はない。

 ほかの三つは「琉球王国のグスクおよび関連遺産群」(沖縄)、国立西洋美術館(東京)を含む「ル・コルビュジエの建築作品」、自然遺産「知床」(北海道)。議事進行によって日程が前後する可能性がある。

 世界遺産委は21カ国の代表で構成し、登録済み遺産の状況を定期的に審査している。。

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