日本代表MF三笘薫も所属するブライトンが、エクアドル代表MFモイセス・カイセドに対するチェルシーからの3度目のオファーを拒否したようだ。イギリス『BBC』電子版が報じている。
チェルシーは以前からカイセドに対して強い関心を示しており、今夏もすでに6000万ポンド(約91億8040万円)、7000万ポンド(107億1050万円)という2度のオファーを送りながら、ブライトン側に拒否されていた。
今回、さらに金額を上積みして8000万ポンド(約122億2100万円)で3度目のオファーを送ったものの、ブライトン側は即座に拒否したという。
カイセドに対しては今年1月の移籍市場でもアーセナルやチェルシーが関心を示し、カイセド自身もアーセナル移籍を望んで一時は試合のメンバーから外れるなどしていたが、最終的には残留を決断、3月にはクラブとの契約を2027年6月30日まで延長していた。
また、ブライトンのロベルト・デ・ゼルビ監督は先日、2023-24シーズンに向けて「スターティングメンバーにカイセドを入れた陣容をイメージしながらシーズンをスタートさせる予定だ」と語り、カイセドを戦力とみなしていることを認めている。
ただ、ブライトンは昨夏、マンチェスター・シティとチェルシーが争奪戦を繰り広げたスペイン代表DFマルク・ククレジャについて、チェルシーが6000万ポンドのオファーを提示したタイミングで売却しており、カイセドについても納得のいく金額でのオファーが届けば売却すると見られている。
ブライトンは現在、アメリカでのプレミアリーグ・サマーシリーズに参加しており、カイセドは初戦のチェルシー戦ではメンバー外だったものの、続くブレントフォード戦ではベンチ入りし、後半途中から出場した。チームは7月28日にニューカッスルと対戦するが、カイセドはこの試合にも出場すると見られている。