大切なうちの子だから、体調が悪くなる前に小さな変化があればすぐに気付いて予防したい。そんな時に見つけたのが「トレッタ」。
トイレ中に自動で体重やトイレ中の様子を計測してくれる優秀アイテムなんです。
価格は高いけど、うちの子の健康管理に活躍してくれるのか…?実際に買って試した結果をレビューします!
「トレッタ」月額1,480円(税込)を買ってみた!
トレッタで24時間365日猫ちゃんの健康状態を記録
「トレッタ」は一言で表現すると「スマートねこトイレ」。トイレが飼い主の優秀なアシスタントになってくれます。
トレッタの最大の特徴は、カメラとセンサーを搭載していて、猫ちゃんの日々のトイレの時間に健康チェックができる点。
筆者は猫2匹と15年間ともに生活しており、いろいろなタイプの猫トイレを試してきました。
カバー付き・カバーなしはもちろん、シート式、すのこ式、猫型、上から入るタイプなどなど…。そんな筆者も、健康チェックをしてくれる猫トイレがあるとは初耳でした。
「トレッタ」は以下のような機能を備えています。
◼︎猫ちゃんのトイレタイムを動画と静止画で記録
◼︎6つの健康指標(尿量、体重、尿回数、入室回数、滞在時間、経過時間)を自動で計測し、ちょっとした変化をグラフでチェックできる画面も
◼︎獣医師と共同開発したAIが、数値から分かった体調メッセージを5,000パターンの中から届けてくれる
◼︎多頭飼いにも対応、顔認識で学習して別々に管理可能
◼︎猫ちゃん用カレンダー
◼︎メモ機能付き
何だかとても賢そうなのですが「それがどのように便利なのか?」は使ってみるまでは想像もつかないのが正直なところ。
そして導入から数日たって振り返ってみると…。
猫トイレが愛猫の健康状態を報告してくれる時代が来ていることに、驚きました。
本当に「世界が変わった!」という感覚です。
ふるさと納税の返礼品としても買える!
本体費用は1台につき6,980円(税込)で、健康チェックのサービスを利用すると月額1,480円(税込)が必要です。
※クーポン使用やキャンペーン価格で購入できる場合もあり
しかもトイレ本体のメーカーがある「静岡県湖西市」のふるさと納税返礼品に採用されているとか。
一般的な猫トイレと比較すると少し初期費用は高めですが、返礼品なら手に取りやすいですね。
トレッタで実際にうちの子の健康状態をチェックしてみた!
トレッタはどんなアイテム?
届いたトレッタの巨大なダンボールには、4つのパーツと2つのアイテムが入っていました。
■システムトイレ一式
①システムトイレ本体
②センサープレート
③カメラユニット
④電源コード
体調管理機能まではなくてもいいよ、という飼い主さんは、①だけを床置きで使っても問題ありません。
■専用アイテム
⑤猫砂(4L) 1匹で約2カ月分
⑥トイレシート(12枚) 1匹で約3カ月分
猫砂はペレット型で主成分は再生パルプ(紙)、尿の透過率が高いのが特徴です。
猫砂、シートとも、同じサイズのものであれば市販品を使っても健康チェック機能には問題ないとのことです。
わが家の猫たちは猫砂にも抵抗を見せず、シートも吸収・防臭などの面で高性能でした。
トレッタを設置してみる
トレッタを設置してから使用開始までは4つのステップが必要です。
①本体を設置し、電源プラグをコンセントに入れる
②専用アプリをダウンロードする
③アプリを入れたスマホでWiFi接続設定
④使う猫を登録する
下に敷くのがセンサーパーツで、T字型のものがカメラパーツです。
カメラはLEDライト付きなので、夜中や明け方も鮮明に猫ちゃんの様子が分かるというわけですね。
些細な点ですが、中にケーブルカバーが付属していたのが個人的にうなるポイントでした。
「開発者の人、猫のことよく分かってる…!」 筆者は自宅に迎えたばかりの2匹の子猫に、家じゅうの電化製品ケーブルをガジガジされて震え上がった経験があります。
トイレを設置完了すると、奥のライトは赤色で点滅。
専用アプリをダウンロードして月額サービスに利用登録するとライトが白色になり、スタンバイ完了です。
トレッタの猫砂にこれまで使っていた猫砂をミックスして、猫が使うのを待ちました。
経験上トイレ移行は必ずしもスムーズにいくとは限らないので、使ってくれるか少し心配しつつ、1~2週間の長期戦を覚悟していたら…?
トレッタで健康状態をチェックした結果…
最初に気づいたのは、スマホの通知でした。
「名前のわからないねこがいます」 見慣れないPush通知に「え?」と思って立ち上げると、トレッタアプリからのメッセージでした。
画面にキジトラ白のトイレの様子が写っていたので、名前や年齢、顔写真を登録しました。
ちなみにもう一匹のハチワレが初めて使ったときにも、同じ通知メッセージを受信。
つまり多頭飼いでも、一度登録しておくとどの猫かをトイレカメラが判断してくれるんです。
当初はときどき間違えることもありましたが、その都度手動で修正していくとミスは少なくなりました。
猫がトイレに入るとカメラとセンサーが作動して、体重、尿量、排尿回数、入室回数、滞在時間、前回の入室からの経過時間の項目を記録。
動画と静止画をチェックすると、「トレッタに入ろうとして迷ったけど、結局隣のトイレを使った」というようなケースも。
動画なので鮮明に見て取れました。 「トイレハイ」で走り出していくのを、トイレ目線で見送れるのも面白いですね。
ときどきトイレ掃除でセンサーとカメラが動いてしまうこともありましたが、不要なデータは画面から削除できますよ。
静止画は拡大表示もできます。
静止画・動画はスマホに保存可能。
動物病院で必要なシーンだけ獣医師さんに見せられるのも便利ですね。
そしてトイレのデータから集計した6つの健康指標の移り変わりは、グラフで確認できます。
テキストでも注意点が説明されていました。
「回数が増えたのに1回の量が少ない?」「滞在時間が長いのに何も出てない…便秘気味かも」なんてことが、この画面で把握できるんですね。
トイレのデータが揃うと、毎日1回、健康状態レポートが届きます。
これが獣医師と共同開発したAIが5,000パターンの中から導き出したメッセージか!と納得。
カレンダー画面では、トイレが集めてくれるデータのほか、通院や投薬などのメモも追加できます。
猫は体調が悪いと飼い主の前から姿を消しがちになり、その結果病気の発覚が遅れてしまったりします。
そういうときにも、トイレで定点観測してくれるのは本当にありがたいですね。
多頭飼いでも、アイコンを切り替えるだけで別々に管理できますよ。
病気になってしまったペットのケアは、本当に大変です。
病院に連れて行くのも薬をあげるのも一苦労だし、お金もどんどん飛んでいく…。
そして「ペットの健康管理にはトイレチェックが重要」と理解していつつも、多忙な毎日で、正直チェックはおざなりになりがちでした。
そういう人にこそ「トレッタ」がおすすめ。 人間と猫ちゃんの生活が、がらっと変わりますよ。
(mimot.(ミモット)/ ユキッ先生)