ススキノ頭部切断事件 容疑者の父娘 事件前にナイフも購入

ススキノのホテルで頭部のない男性の遺体が見つかった事件で、容疑者の親子が札幌市内の小売店でナイフを購入していたことがわかりました。この事件では札幌・厚別区の職業不詳・田村瑠奈容疑者、父親で医師の修容疑者、母親の浩子容疑者の一家三人が共謀し、恵庭の62歳男性の遺体の首を切断し、自宅に持ち帰ったとして死体遺棄や死体損壊などの疑いで逮捕・送検されています。瑠奈容疑者と修容疑者は事件前に市内の小売店でのこぎりとスーツケースを買っていたことがすでにわかっていますが、捜査関係者によりますと、二人は同じ店でナイフも購入していたということです。ナイフは凶器として使用された可能性もあり警察が詳しく調べています。また、被害者の頭部が容疑者の自宅2階の浴室から発見されたことも新たに分かりました。頭部は腐敗が進行していて、歯型から被害男性と確認したということです。捜査本部は、遺体の身元特定を遅らせるため、計画的に頭部を切断して持ち去り、浴室に隠していたとみて調べています。自宅からはほかにも事件当日、瑠奈容疑者が変装に使った可能性がある金髪のウイッグや黒っぽい服も押収されていて、警察は引き続き、3人が事件にどうかかわったのかや動機についてくわしく調べる方針です。

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