日本列島は強烈な猛暑に見舞われている。きょう28日(金)も35℃以上の猛暑日地点が続出し、最も気温が上がった伊勢崎(群馬)では39.4℃を観測(午後3時までの最高気温)。今週火曜日以降、39℃以上の地点が4日連続で出ている状況で、危険な暑さとなっている。この体にこたえる暑さは週末も続く見通しで、引き続き熱中症に厳重な警戒が必要だ。
また、南の海上では台風6号が北上しており、沖縄地方では徐々に影響がでてくることが予想される。週明けにかけて荒れた天気となるおそれがあり、注意が必要だ。
土日も猛暑おさまらず
土日も広く晴れて、夏空と厳しい暑さが続きそうだ。35℃以上の猛暑日になる所が多く、あす29日(土)は豊岡(兵庫)で39℃予想と、またもや40℃近くまで上がる所がある見込み。
東京都心ではきょうで5日連続の猛暑日となっており、7月の猛暑日日数は10日に達した。
その他も猛暑が何日も続いている所が多くなっている。朝晩も気温が高く、なかなか疲れが取れにくい状況だが、くれぐれも体調管理に気をつけてほしい。
また、土日とも午後は局地的ににわか雨や雷雨があるが、範囲はそれほど広くない見通し。
台風6号北上中 沖縄は週明けに荒天のおそれ
きょう未明、フィリピンの東で発生した台風6号は今後やや発達しながら北上し、31日(月)から8月1日(火)にかけて沖縄地方に接近する見込みだ。影響は前回の台風5号よりも大きくなることが予想され、沖縄地方では週明けに荒れた天気となるおそれがある。
この週末から次第に波などの影響が出始めるため、船舶や海のレジャーなどは高波に注意が必要だ。その後、31日(月)から8月1日(火)にかけては雨や風も強まる見通しで、今後も台風の進路や情報に注意が必要だ。
(気象予報士・多胡安那)