クルーズ船を万全でお迎え 宮古、8月4日「ベリッシマ」寄港

MSCベリッシマの入港を前に歓迎事業を確認する関係者

 宮古市の宮古港クルーズ船おもてなし本部(本部長・花坂康太郎宮古商工会議所会頭)は26日、同市磯鶏の同港フェリーターミナルで会合を開き、8月4日に寄港する過去最大の外国客船「MSCベリッシマ」(17万1598トン)の受け入れ準備状況を確認した。

 官民の関係者約40人が参加し、市企業立地港湾課職員の説明を受けた。ベリッシマは午前8時に藤原埠頭(ふとう)に入港。乗船客数は約2千人の見込みでほぼ日本人、乗組員は約1600人に上る。市街地などを自由に観光するほか、盛岡市のさんさ踊りを観賞するバスツアー(8台程度)が初めて組まれる。

 藤原埠頭では郷土芸能の演舞や物産展、観光案内などを展開。出港が午後11時と遅いため、夕方から屋台が並ぶ夜市を開き、同8時に海上花火を打ち上げる予定だ。宮古市中心商店街では連動してイベントを開催し、外国人乗組員向けに通訳も配置。市内外から船の見学客も多く訪れることが予想され、埠頭周辺の交通規制や津波避難路も確認した。

© 株式会社岩手日報社