半導体、世界大手3社苦戦 米韓と台湾、4~6月期決算

 【ニューヨーク共同】世界的な需要減による半導体不況で、メーカー大手の業績低迷が続いている。米大手インテルが27日発表した2023年4~6月期決算は、6四半期連続の減収となった。受託生産最大手、台湾積体電路製造(TSMC)は減収減益、韓国サムスン電子の半導体部門は赤字となり、3社が軒並み苦戦した。

 インテルは売上高が前年同期比15%減の129億4900万ドル(約1兆8千億円)だった。パソコン向けなどを含む部門の売上高が12%減、データセンターと人工知能(AI)向けの部門も15%減となった。

 純損益はコスト削減などで14億7300万ドルの黒字となり、3四半期ぶりに黒字転換した。

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