特殊詐欺「出し子」で逮捕の男性 仙台地検が不起訴処分に

特殊詐欺事件でATMから現金を引き出す、いわゆる出し子役を務めたとして窃盗などの疑いで逮捕された男性について、仙台地検は不起訴処分にしました。

不起訴処分となったのは、群馬県太田市の男性会社員(28)です。

男性は2022年7月、仲間と共謀して仙台市泉区に住む60代の女性に「医療費の還付金が支給される」とうそを伝えてATMを操作させ、現金約75万円を盗んだとして電子計算機使用詐欺と窃盗の疑いで逮捕・送検されました。

不起訴の理由について仙台地検は、電気計算機使用詐欺については「十分な証拠が確保されなかった」、窃盗については「事件に関する事情を考慮して起訴猶予した」とコメントしています。

男性は特殊詐欺の出し子とみられ防犯カメラの映像などから逮捕されていて、逮捕時の調べには「間違いありません」と容疑を認めていました。

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