円、一時138円06銭 緩和修正で円買い加速

 28日の東京外国為替市場の円相場は対ドルで一時急上昇し、1ドル=138円06銭を付けた。日銀が金融政策決定会合で大規模な金融緩和策の修正を決め、日米の金利差縮小を意識した円買いドル売りが加速した。

 日銀は長期金利の上限とする「0.5%程度」は維持しながら、1%まで上昇することも容認するとした。「大規模緩和自体は継続される」(インターネット銀行関係者)として円が売られ、141円20銭まで下落する場面もあった。

 午後5時現在は前日比23銭円高ドル安の1ドル=139円75~78銭。ユーロは2円70銭円高ユーロ安の1ユーロ=153円07~11銭。

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