映画『Gメン』完成披露舞台挨拶 “岸優太語録”連発のGフェス・イベントリポート

岸優太が映画初主演を務める、映画『Gメン』(8月25日公開)の完成披露舞台挨拶=“Gフェス”が7月25日豊洲PITにて開催され、岸をはじめ、共演の竜星涼、恒松祐里、矢本悠馬、森本慎太郎、りんたろー。、吉岡里帆、高良健吾、尾上松也、田中圭、瑠東東一郎監督の11名が登壇した。この終始笑いに包まれたイベントの模様を、岸優太のコメントを中心にリポートする。

本作は、小沢としお氏による漫画『Gメン』(全18巻)を原作とした実写映画。問題児集団=1年G組に転校してきた、門松勝太(岸)が、クラスメイトや上級生と共に全力で青春を生きる姿を個性あふれるキャスト陣で送る最高の青春ムービー。

■豪華キャスト10名が登場で『Gフェス』開幕

イベント開始の18時15分になると、スクリーンに登壇するキャストの各キャラクターの紹介映像が流れ、最後に映し出された門松勝太(岸)の番では歓声が上がった。そして、スクリーンの後ろから豪華キャストが階段を降りて登場してくると、約600名のファンで会場は大きな歓声に包まれた。

イベント冒頭では、岸から順番に挨拶と役柄の紹介が行われた。

岸「門松勝太役を演じさせていただきました岸優太です。お願いします。役柄を短い言葉で表すの難しいんですけど…、短めで言うと、熱い”キャラクター。誰かのために何かをする感じの?」と段々と自信無さげに小声になっていく岸に会場は笑いが止まらず、「とにかく熱い!あと、ほぼ岸みたいな、本当にいいやつって感じですね」と自分の役柄について締めると会場中笑いと拍手に包まれた。

司会に、「ルックスそっくりですもんね」と言われると、岸は「イケてます、めちゃくちゃ盛れてます」と自信たっぷりに語った。

矢本「本番中こんなに下ネタを言ってもいい役があるんだなと思っていっぱい言っていたら、ほとんどバッサリ切られていてすごいショックでした」

岸優太の発言に思わず笑ってしまう森本慎太郎

森本「梅田は昭和顔ということで、本日は昭和節全開で行けたらなと思っております。私が知っている昭和っぽさ、“ブラウン管テレビ”以上でございます。(話しの)幅を広げながら今日は楽しみながらいきたいと思います。よろしくお願いします」

りんたろー。「前回、連続ドラマの方で森本慎太郎くんをナイフで刺してしまうっていう役どころだったんですけど、その時に慎太郎くんのファンから『#りんたろーを許すな』っていう(ハッシュタグが)トレンドが入りしたので、今回はなんとか許してもらえるように頑張ってやらせていただきました」

田中「【アクション】【ヤンキー】【高校生】で、“何で俺なんだ?”とかいろいろ思ったんですけれども、主演が岸くんということで、どうしても岸ともう一度やりたいと」

岸「ありがとうございます」

田中「ウソです(笑)」

岸「え、ウソですか、ウソじゃないですよね?」

田中「嘘じゃないよ(笑)今日は、みんなもそうですけど、岸くんの活躍を一番近くで見届けるためにここに来ました。楽しんでいってください」と、共演経験のある岸との愛のあるやり取りを見せファンからは大きな拍手が巻き起こった。

■岸「大人っぽいしゃべりをしました」先輩達との会話法とは?

司会から現場の空気感を聞かれると、吉岡から現場で一発芸を披露していたとのタレ込みがあり、岸がギャグ(Gメンギャグ)を披露する流れになり、

岸「か~~~め~~~は~~~め~~~背水の陣!危ない、危ない、背水の陣」とコミカルに動きながらギャグを披露した。岸はギャグを振ってきた1年G組(竜星・矢本・森本・りんたろー。)のメンバーに、「最低ですね、良いっすよ、俺は好感度爆上がりっすよ?」と締め、会場は笑いに包まれた。

尾上松也

遠くから静かに見守っていた尾上は「なんかすごいのん気だなって、ウソです(笑)仲の良さは僕にも伝わってきました。めちゃくちゃ人見知りなので、ものすごい無表情で我慢して。本当は入れて欲しかったですけどね」と密かな胸の内を明かすと、森本は「僕、ちらちら見てたんですけど、たまに眉毛がぴくって動いてたんですよ(笑)」とバレていたことが分かった。

田中圭(左)にツッコまれて焦る岸優太(右)

先輩役の高良・田中や、吉岡、尾上との話を司会から振られると、

岸「確実に温度感は違う感じというか、一歩引いて見てくれるみなさんお兄さん的な感じだったんで、しゃべる時に、はしゃぐっていう感じのしゃべりじゃなくて、大人っぽいしゃべりをしましたね」と独特な会話方法を語り、会場の笑いを誘った。

岸「高良さんは多趣味の方なので、“自転車とかどうですか?”とか、圭さんとは“最近どうですか?”とか…」

田中「それ、会話の糸口の話ししてるだけじゃん(笑)さっきも“最近どうですか?”って話してたけど」とツッコまれていた。

■岸「日々が地獄でした…」と語る撮影の裏話

竜星涼

映画の演出の話になると、

竜星「監督の演出が、“岸を困らせてくれ”っていうことしか言われてない」と話し、会場からは驚きの声が上がった。

この演出に対し岸は、「そうですね…。だから日々が地獄でした。ウソです(笑)ただテンパるっていうか、生まれてくるものを監督が期待してくださってくれて。良かったものを使ってくださるので、ハプニング的にですけど笑い取れた時とか、すごい気持ちよく帰りに美味い飯が食えました」と撮影後の裏話を語った。

■“岸ワード”連発のフリップトーク

イベント後半のフリップトークでは1問目の『自分の役以外で演じたかったキャラ』を聞かれ、竜星涼が演じる瀬名拓美と答えた岸は、「(瀬名は)めちゃくちゃモテてるじゃないですか。(僕自身)モテてないとは言えないですけど、やっぱ好きでいてくださる方もいますけど、キャーって言われるのはありがたいことに言われたりするんですけど」と自身のファンへの配慮もしつつ、「瀬名の場合、女の子とめちゃくちゃ至近距離でいられるんですよ!ちょっと(瀬名の気分を)味わってみたいですよね、あんだけの大群の女性達に追われたいっていう欲」と熱く願望を語った。

すると、八王子で撮影をした際の話になり、

竜星「八王子で撮影した時何人いたっけ?」

岸「八王子で撮影した時、オーディエンスゼロでした」

りんたろー。

りんたろー。「(人が)集まるからご迷惑をおかけするかもしれませんって(事前に)俺たちに言ってくれてたじゃん!ファンがすごい(いっぱいいる)って」

岸「思った以上に人気なかったです。“わび寂び”もいろいろかっこいいスイッチが入る時ってことですよね(?)」と、独特な“わび寂び”の使い方で会場が一瞬静寂に包まれた。

2問目では『ずばり自分の青春を一言で表すと?』を聞かれ、

竜星『メントス』
「高校生の時の誕生日のホームルームで、みんなからお菓子とかもらって友達って良いなって思ってたら、炭酸飲料にメントスが仕込まれていて、全部噴射した。だから、僕の中で青春はメントスです」

恒松『撮影』
「中学も高校も仕事をしていたので、リアルよりも青春を味わえることが多い。今回の作品も青春を味わえました」

会場のファンに共感を求める吉岡里帆

吉岡『浴衣でお祭り』
「定番ですけど、気になる人がいたとして、地元のお祭りって気になる人が来てたりしませんでしたか?すれ違っただけで“すれ違ったよね?”って。青春だったなって。大人になってすれ違うだけでキュンとするってない気がするので」

司会から、それぞれの青春を聞いた感想を求められた岸は、「その時にしか味わえない瞬間って、それぞれの大事なこと。あんまりこういうことを共有する機会ってないじゃないですか、みんなこういう生き様をしてきたんだと。青春の時代が誰しもあるので、共有できて良い」と、会場を笑わせながら締めた。

■座長・岸の一言でキャストが笑い崩れる

フォトセッション中、岸優太(前列右から2番目)にちょっかいを出す田中圭(後列中央)

イベントの最後のフォトセッションでは、岸の掛け声に合わせて“銀テ”(銀テープ)が発射される演出があり、タイミングを合わせる練習をしたのだが、独特な岸の掛け声にキャスト陣が笑い崩れる場面もあった。

無事に、“銀テ”も発射され最後の締めの挨拶を任された岸だったが、「もう感じるな、感じろって感じで、あ、違う」と、岸らしい天然な間違いをし、またしてもキャスト陣が笑い崩れる場面が。気を取り直し、「考えるな、感じろって感じで。とにかくGメンの大船の先に乗ってもらって、終わった後に思い出トークとか止まらないと思うんで。(とにかく)考えるな感じろ?(笑)ですね」と、終始笑顔であふれていたGフェスを、笑顔の中心にいた座長・岸が“岸らしく”締めくくった。

<STORY>

名門・私立武華男子高校。4つの女子高に囲まれ、入学すれば“彼女できる率120%”はカタいというこの高校に、「彼女を作る!」という理由ただ一つで転校してきた高校1年生の勝太。しかし、勝太のクラスは、校舎も隔離され教師たちも怯(おび)える、問題児集団=【1年G組】だった。荒れ果てた校舎とクセが強すぎなクラスメイト達に唖然(あぜん)とする勝太。自らを“校内の肥えだめ”と自虐するクラスメイトたちに、「もっとプライド持てよ!這(は)い上がってやろうじゃねえか!」と吠(ほ)える勝太は、彼女が欲しいという一心だけで、転校早々G組をひとつにしていく。
学年トップクラスA組のエリートで校内イチのイケメン・瀬名との出会い、勝太を目の敵にするレディース集団・多摩黒天使(ブラックエンジェル)のヘッド・レイナとのロマンス(?)、色々な意味で勝太に迫る2年の伊達、何かと訳知り顔で見守る3年の八神――“モテたい”だけが目的だった勝太だが、空回りしながらも友達想いのまっすぐな勝太の性格に惹(ひ)かれた仲間たちとなんだかんだで楽しい日々を過ごしていく。しかしそんな勝太たちに、今や都市伝説と化している不良グループ=Gメンが死闘の末に潰したはずの凶悪組織=天王会の魔の手が忍び寄っていた――。

©️2023「Gメン」製作委員会 ©️小沢としお(秋田書店)2015

映画『Gメン』
2023年8月25日(金)全国ロードショー

出演:岸優太 竜星涼 恒松祐里 矢本悠馬 森本慎太郎 りんたろー。/ 吉岡里帆 高良健吾 尾上松也 田中圭
原作:小沢としお『Gメン』(秋田書店「少年チャンピオン・コミックス」刊)
監督:瑠東東一郎
脚本:加藤正人 丸尾丸一郎
主題歌:「ランラン」ザ・クロマニヨンズ(HAPPYSONG RECORDS / Sony Music Labels Inc.)
配給:東映

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©️2023「Gメン」製作委員会 ©️小沢としお(秋田書店)2015

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