国道沿い10店舗前、街路樹枯死 国交省、賠償請求も検討

 中古車販売大手ビッグモーターの店舗周辺の街路樹が不自然に枯れている問題で、国土交通省は28日、国が管理する国道沿いにある10店舗前で枯死を確認したとの調査結果を発表した。地方自治体が管理する道路は調査の対象外。

 除草剤の使用などで故意に枯れさせた疑いが強まった場合は、各地の出先機関が地元の警察に被害届を出す方針。損害賠償請求も検討する。

 国交省は、捜査に支障が出る恐れがあるとして、店舗名や所在地は明らかにしていない。

 国交省は問題を受け、各出先機関に調査を指示していた。報告によると、国管理の国道沿いには111店舗あった。うち10店舗前で枯れているか、枯れて既に伐採済みだった。

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