伊豆シャボテン動物公園(静岡県伊東市)などカピバラの飼育で知られる全国5つの動物園がコラボして7月27日、「カピバラのスイカ早食い競争」が開催されました。
静岡代表としてスイカの早食いに挑戦するのは「モミジ」。6歳のオスです。
<神谷修二記者>
「モミジ選手、きょうの意気込みを教えてください」
集中しているのか記者の問いかけには応えないモミジ選手。群れのリーダー「モミジ」は風格を備えています。
2023年で8回目を迎えるスイカの早食い競争には、伊豆シャボテン動物公園をはじめ全国5つの動物園からカピバラがエントリー。ルールは簡単!皮付きのスイカ、500gをすべて食べ終わるまでの時間を競います。
今回用意されたのは、甘さたっぷりの函南町平井のスイカです。
<伊豆シャボテン動物公園 飯田悠未飼育員>
「富士山をイメージして、今回は皮少な目、実多めにして戦略があります。練習の時も(食べるのは)早かったので期待しています」
前年の優勝タイムは2分2秒。2分台で食べ切れば優勝が狙えます。いよいよ競技スタート。スイカを食べ始めたら計測開始です。
「スタートしました。がんばれモミジ〜」
この模様は動画共有アプリ「TikTok」でも配信され、多くの人から応援が寄せられました。
「モミジがんばれー!これを見ると夏が始まった感じがしますね」
最初は順調だったモミジ選手でしたが徐々に失速…。
「そろそろ3分です。皮も食べて。全部食べ終わるまで終われません。まだあるぞ〜。残りに気づいて〜。味わってる(笑)」
「もうすぐ4分です。おなか空いてたはずなのに」
ここでモミジ選手完食。さて、タイムは?
「記録は6分59秒です」
想定を大幅に超えるタイム。果たして結果は…?
優勝は大会新記録の1分29秒で食べ切った埼玉県こども動物自然公園の「ヘチマ」でした。残念ながらモミジは4位でした。
<伊豆シャボテン動物公園 飯田悠未飼育員>
「スイカがすごく今回はおいしかったからですかね。味わいたかったんだと思います。来年がんばろう」