アル・アハリのヤイスレ氏招へいが確実に! ザルツブルクが開幕直前の電撃解任を発表

[写真:Getty Images]

サウジアラビアのアル・アハリが、マティアス・ヤイスレ氏(35)を招へいすることが確実となった。

レッドブル・ザルツブルクは28日、アル・アハリの新指揮官就任を求めたヤイスレ監督の即時解任を発表。また、30日に行われる2023-24シーズンのオーストリア・ブンデスリーガ開幕戦のSCラインドルフ・アルタッハ戦は、アシスタントコーチのフロレンス・コッホ氏とアレクサンダー・ハウザー氏が暫定的に指揮することを伝えている。

なお、ザルツブルクは開幕2日前でのヤイスレ氏電撃解任に際して、怒りの声明を発表している。

「重要なシーズン開幕まであと2日という状況で、クラブ変更の可能性をそれほど懸念する監督が開幕に立ち会うべきではないと我々は考えている。 全力で自信を持って新シーズンをスタートしたいと思う。そのためには、関係者全員の100%の集中力が必要だ」

現役時代に母国のホッフェンハイムでプレーしたヤイスレ氏だが、度重なるケガの影響で25歳の若さで現役を引退。その後、師事していたラルフ・ラングニック氏のツテを使ってRBライプツィヒで指導者キャリアをスタート。

その後、デンマークのブレンビー、ライプツィヒでのコーチを経て、2021年1月にザルツブルクのリザーブチームにあたるFCリーフェリングで監督キャリアをスタート。そして、翌シーズンにはジェシー・マーシュ監督の引き抜きを受け、ザルツブルクの指揮官にステップアップ。

オーストリア・ブンデスリーガ2連覇に加え、就任1年目にはクラブ史上初のチャンピオンズリーグ(CL)でのベスト16進出に導く卓越した手腕を発揮していた。

今夏には母国ブンデスリーガの複数クラブからの引き抜きの噂もあったが、その新天地はアル・アハリとなった。

アル・アハリは今夏、GKエドゥアール・メンディ、FWロベルト・フィルミノをすでに獲得し、マンチェスター・シティのFWリヤド・マフレズらさらなる新戦力の獲得にも迫っている。その一方で、モハメド・アブデルファタハ監督に代わる新指揮官探しは難航していた。

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