カイセドの去就について監督と主将がコメント。「手放したくはない」

写真:去就に注目の集まるカイセド ©Getty Images

ブライトンに所属するエクアドル代表MFモイセス・カイセドを巡っては昨シーズンの冬から他クラブへの移籍の噂が立っており、今夏はチェルシーが継続的に興味を示すなど引き続きチームを離れる可能性がささやかれている。

そんなカイセドの去就について、ブライトンのロベルト・デ・ゼルビ監督とルイス・ダンクがイギリスメディア『スカイスポーツ』のインタビューでコメントした。

デ・ゼルビ監督は「若い選手に移籍の噂が立つのは仕方ない。ただ、彼は非常に重要な選手だし、ここでうまくやっている。本音を言うと彼には残ってほしいが、それは私の仕事ではない。私の仕事はもしカイセドが去った場合に新しく代わりの選手を獲得できるようオーナーに頼むことだ」と話し、カイセドの放出を視野に入れていることも強調した。

また、チームの主将を務めるダンクは「彼にこういった噂が立つのは別に初めてのことじゃないし、彼にとって難しい状況なのは理解している。ただ、間違いなく僕たちは彼を手放したくはない。彼がここに留まって幸せであることを願っているし、彼のそばにいて相談に乗ってあげたい。もうトレーニングには戻ってきているし、昨日の試合(ブレントフォード戦)でもプレーした。明日の試合(ニューカッスル戦)でも彼はプレーすると思うよ」とコメント。カイセドに対する率直な気持ちを隠さなかった。

カイセドの獲得を狙うチェルシーは今夏すでに4度にわたってオファーを提示しているものの、いずれもブライトン側が求める1億ポンド(約180億円)程度には届いておらず、最新のオファーは提示のわずか数分後にメールで断りを入れられたという報道もある。

熱視線を送り続けるチェルシーと強固な姿勢を貫くブライトンという構図が長らく続いているものの、いまだ交渉に進展は見られない。果たしてカイセドの移籍は実現するのか、その去就に注目が集まる。

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