香川の逆転弾でC大阪がPSGに勝利。ネイマールは出場せず|ジャパンツアー

写真:ベンチを温めたネイマール ©Getty Images

7月28日、パリ・サンジェルマン vs セレッソ大阪の試合が大阪のヤンマースタジアム長居で行われた。

パリ・サンジェルマンは守備リーダーのマルキーニョスや新戦力のミラン・シュクリニアル、マヌエル・ウガルテ、マルコ・アセンシオらが先発出場。ネイマールはベンチスタートとなった。一方のセレッソ大阪はチーム内得点王のレオ・セアラや下部組織出身の喜田陽らが先発。香川真司や北野颯太、新戦力の渡邉りょうなどがベンチ入りした。

序盤はボールを保持するPSGに対し、C大阪は自陣にブロックを敷いて侵入を阻みつつ、相手がバックパスを見せた際には前からプレスをかけてボール奪取を試みる。

PSGはボール回しながらも攻め手を欠いていたが、17分に左サイドでアセンシオが起点を作ると、ウォーレン・ザイール・エメリが右足インスイングのミドルシュート。C大阪のGKヤン・ハンビンが反応しかけたところ、その眼前に走り込んだウーゴ・エキティケがジャンピングボレーでゴールに流し込み、先制に成功する。

対するC大阪も22分、ヤン・ハンビンからのフィードをPSGのダニーロ・ペレイラとシュクリニアルがお見合いしてしまい、こぼれたボールをジョルディ・クルークスが拾ってドリブルシュート。鋭い一撃を突き刺し同点に追いついた。

29分にはC大阪がカウンターを仕掛ける。レオ・セアラが左サイドを突破し、カットインから右足の強烈なシュートを放ったが、ジャンルイジ・ドンナルンマがファインセーブを見せた。その後は暑さの影響からかPSGの選手たちの足が止まり、前半は1-1で終了する。

後半、C大阪はレオ・セアラ以外の10人を入れ替え、香川や北野らがピッチへ。PSGも2人を入れ替えた。開始早々の46分、中盤でボールを受けた北野がドリブルシュートでPSGゴールを脅かす。48分には相手陣内でのパス回しから、最後は進藤亮佑がミドルシュート。これもドンナルンマがセーブする。

PSGが守勢に回る展開となったが49分、ビティーニャが中央でボールを運び、エキティケとのワンツーで守備網を突破すると、右足で流し込み勝ち越しに成功する。

一方のC大阪も57分、北野とのワンツーで守備網を突破した香川がフリーで左足シュートを放ったが、ドンナルンマのスーパーセーブに遭った。さらに66分、途中出場の渡邉が右サイドへの果敢なチェイスで相手からボールを奪い、すかさずクロスを入れると、フリーで受けた北野が左足で蹴り込み、同点に追いつく。

そして79分、新井晴樹が高い位置でボールを奪い、ペナルティーエリア手前で待ち受ける香川に展開。香川は右足でゴール右隅へのシュートを突き刺し、C大阪が逆転に成功する。

その後は両チームがゴール前でチャンスを作ったものの、これ以上スコアは動かず。C大阪がPSGに競り勝った。

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