プロ野球ウエスタン・リーグ公式戦「ダイワハウススペシャル 阪神―広島」(阪神タイガース、山陽新聞社主催)が28日、倉敷市のマスカットスタジアムで行われ、6334人の観衆が1軍昇格を目指す若手らのプレーを堪能した。試合は阪神が5―2で勝利した。
阪神は2―2の六回、育成ドラフト1位ルーキーの野口の2点適時打などで3点を勝ち越し。投げては先発した大卒2年目の左腕鈴木が6回2失点と踏ん張り、勝ち投手になった。岡山ゆかりの選手では広島の石原(創志学園高出)が捕手で先発出場し、二回に左前打を放った。
昨夏の倉敷対決では無安打無得点で広島に敗れた阪神。スタンドの虎党らは大きな声援で選手を後押しし、勝利の瞬間、メガホンを打ち鳴らして喜びを分かち合った。職場の同僚と訪れた男性会社員(32)=倉敷市=は「将来が有望でフレッシュな選手たちの気迫あふれるプレーに興奮した。これからが楽しみ」と話していた。