セネガル代表FWサディオ・マネを巡り、アル・ナスルが所属元のバイエルン・ミュンヘンと口頭で合意したようだ。28日、移籍市場に精通するサッカージャーナリストのファブリシオ・ロマーノ氏が伝えている。
同氏によると、昨日27日に行われた両クラブ間の交渉の場において双方は合意に達した模様。選手側による書類のチェックを経て、メディカルチェックの日程が組まれる運びだという。
マネに関しては以前より退団の噂がささやかれており、ユリアン・ナーゲルスマン元監督への暴言騒動や、同僚のドイツ代表FWレロイ・サネに対する殴打事件など、ピッチ外での素行もその見方に拍車をかけていた。
今回両クラブはともにプレシーズンを日本で過ごしており、マネの移籍交渉が東京で成立する可能性もかねてより報じられていた。移籍が正式に決定すれば、在籍わずか1年での退団となる。
一方アル・ナスルは昨シーズンからポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドが在籍しており、今夏にもRCランスからコートジボワール代表MFセコ・フォファナ、インテルからクロアチア代表MFマルセロ・ブロゾヴィッチ、マンチェスター・ユナイテッドからブラジル代表DFアレックス・テレスを獲得。国単位で移籍市場を賑わすサウジ・リーグの中でもとりわけ積極的な補強を見せており、マネもそこに加わる見込みだ。
輝かしい活躍を見せたリヴァプール時代とは対照的に、ドイツでは苦しい時間を過ごしたマネ。今夏数多くのビッグネームがサウジアラビアに新天地を求める中、マネもその一員となる時が近づいている。