日米韓首脳、8月18日会談 大統領山荘で経済安全保障を確認

岸田文雄首相、バイデン米大統領、韓国の尹錫悦大統領

 【ワシントン共同】米政府は28日、バイデン大統領、岸田文雄首相、韓国の尹錫悦大統領による日米韓首脳会談をワシントン近郊の大統領山荘キャンプデービッドで8月18日に開くと発表した。核・ミサイル開発を続ける北朝鮮への対応や、インド太平洋地域で影響力を増す中国をにらんだ経済安全保障などで協力拡大の方針を確認する。

 バイデン氏は、山荘に招くことで岸田、尹両氏との信頼関係を深めたい考え。ジャンピエール大統領報道官は声明で「強い友好の絆を再確認し、3カ国関係の新たな章を祝う」とした。安保上の課題に対処し、ルールに基づく国際秩序や経済的繁栄を強化するための日米韓共通のビジョンを示す方針。共同声明の発表へ調整を進める。

 3首脳は、米本土に届く可能性がある大陸間弾道ミサイル(ICBM)発射を含めた北朝鮮の軍事活動を強く非難し、朝鮮半島の完全な非核化の必要性を再確認する。

 共同声明には、米国が核兵器を含むあらゆる能力で日韓を防衛するとし、日米韓でミサイル発射情報の即時共有を年内に始める方針も盛り込む方向。

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