肉料理を食べるならどんなお肉がいい?肉を選ぶ時に注意しておきたいたった一つの重要なこととは!?【図解 脂質の話】

生育環境が肉に与える影響に注意

脂質のことを考えれば、肉よりも魚を食べたほうがよいのは確かです。とはいえ、やっぱり肉は美味しいしやめられない、という人もいるでしょう。牛肉、豚肉、鶏肉をはじめとした美味しい肉が世の中に溢れるなか、肉を完全に断った食生活は難しいものがあります。

実際、肉はタンパク質を豊富に摂れる代表的な食品です。タンパク質には肉や魚などに含まれる動物性と、大豆やいんげんまめなどに含まれる植物性とがありますが、動物性タンパク質は必須アミノ酸のバランスが植物性タンパク質より優れています。そんな動物性タンパク質を肉は豊富に含んでいるのです。もちろん魚でも同様に動物性タンパク質は摂れますが、肉を食べるのを我慢してストレスを溜めてしまっては、かえって不健康になりかねません。

そんな肉に関して、注意しておきたいことがひとつあります。それは育成環境によって肉の成分が変わってくるということ。たとえば牛肉の場合、自然さながらに牧草を食べさせて育てた牛と、穀物原料の餌で効率よく大量育成した牛とでは、肉の脂組成に違いが出てくるのです。後者は安価で大量に出回っている肉に多く、前者にくらべてオメガ6系の脂肪酸を多く含むといわれています。肉料理を食べる場合、こうした点に注意して肉を選びたいところです。

肉はタンパク質が豊富な食品

動物性タンパク質

動物性タンパク質が含まれる食べ物

肉、魚など

動物性タンパク質の特徴

・必須アミノ酸がバランスよく摂れる
・タンパク質成分が多い
・とくに肉は脂肪が多くカロリーが高い

植物性タンパク質

植物性タンパク質が含まれる食べ物

豆腐、いんげんまめなど

植物性タンパク質の特徴

・・必須アミノ酸が一部不足している
・タンパク質成分は少なめ
脂質はほとんどなくカロリーが低い

タンパク質には動物性と植物性があり、動物性タンパク質は必須アミノ酸をバランスよく摂れるのが特徴。肉はそんな動物性タンパク質を豊富に含む点では優れた食品である。

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気になる中身を少しだけご紹介!油料理を食べると「胃もたれ」するのはなぜ?

胃もたれの原因は油だけじゃない!?

10代、20代の頃はいくら脂っこいものを食べても全然平気だったのに、30代を過ぎたあたりから食後のひどい胃もたれや胸焼けで悩まされるように・・・・・・。これではせっかくの楽しい食事も思い出も台無しですよね。なかには油の摂取量に気を付けているにも関わらず、頻繁に胃もたれを起こしてしまう人もいるようです。この原因は何なのでしょうか?胃もたれや胸焼けの原因はズバリ「消化不良」です。本来、食事で食べすぎたものは胃で溶かされ、小腸に送られて消化、吸収されますが、これがうまく機能せず、食べ物が胃に留まり続けると胃もたれが起きるのです。

では、これを避けるにはどうするか。まずは食べ過ぎ、飲み過ぎに注意することです。どんな食事でも満腹になるまで食べたら、胃腸の処理が追いつかなくなるのは当たり前。とくにビュッフェ形式の食事や酒の席ではついつい胃袋の限界まで食べてしまいがちなので、いつもよりゆっくり食べることを意識して、「だいぶお腹が膨れてきたな」と感じたら、そこで箸を置くようにしましょう。この他、加齢や妊娠、ストレスなども消化機能低下の原因といわれています。食事の際に一緒のタンパク質を摂る、なるべく脂質量を減らすなど、胃腸が働きやすい環境を作ることでも胃もたれの予防、軽減が可能です。

★油と脂は何が違うの? ★油をまったく摂らない食生活を続けるとどうなるのか ★揚げ油の使い回しはからだに毒だった!? ★肉の脂身にはメリットがない?
などなど気になるタイトルが目白押し!

【書誌情報】
『眠れなくなるほど面白い 図解 脂質の話』
監修:守口徹

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【書誌情報】 『眠れなくなるほど面白い 図解 脂質の話』 守口 徹

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