8月権利確定の【配当利回り】ランキング、1位と2位は4%超え!

配当株投資には、いくつかの魅力があります。

まずは安定した収益となることが見込める事です。配当は通常、安定して利益を上げる企業が支払います。したがって、配当収入は安定した収益の一部となります。この安定性は、株価の変動や市場の変動に左右されずに、一定の収益を得たいと考える投資家にとって魅力的です。

また、複利効果も期待できます。配当を再投資することで、複利効果が発生しすので、配当を受け取った収入を再び株に投資することで、将来の配当収入がより大きくなります。複利効果は、長期間にわたって投資を続けることで、資産の成長を促進する重要な要素です。

今回は、2023年7月25日(火)現在のデータをもとに、8月権利確定銘柄の配当利回りトップ5を紹介します。


【1位】AVANTIA(8904)

東海圏を地盤とする、戸建住宅事業、マンション事業、一般請負工事事業、リフォーム・不動産仲介などの事業を手掛ける企業で、注文住宅が主力です。関西、関東にも展開しており、7月13日(木)に東京都内で建て売り住宅の分譲を手掛けるプロバンクホームの親会社である日幸HDの買収を発表、都内での販売網を強化。

戸建住宅事業は足元で苦戦していますが、土地価格の上昇などで販売単価が上昇していることから前年同期比で増収増益を達成、第2四半期最高売上高を更新しています。

企業名:AVANTIA
株価:887円
最低投資価格:88,700円
配当利回り(予想):4.27%

【2位】バロックジャパンリミテッド(3548)

女性向けアパレルブランドを展開するアパレル企業。渋谷109に出店し若年層の女性から高い支持を得るブランドMOUSSY(マウジー)や、20~30代向けのジーニングカジュアルブランドのアズール、30代以上の女性に人気のENFOLD(エンフォルド)など、人気のブランドを育てることにも成功しています。

早くからグローバル志向で海外展開にも注力しており、リアル店舗とECの二刀流で、インバウンド比率も上昇したことなどによって、FBブランド及び百貨店ブランドを中心に回復傾向にあります。

企業名:バロックジャパンリミテッド
株価:903円
最低投資価格:90,300円
配当利回り(予想):4.20%

【3位】明光ネットワークジャパン(4668)

1984年の創業から、日本初の個別指導塾である明光義塾を中心に、明光キッズや自立学習REDなどのブランドを展開。MEIKO GLOBALや明光キャリアエージェントなどの人材事業のほか、日本語学校事業なども営んでいます。

2023年4月には城南進研と業務提携し、乳幼児向け教室を全国でフランチャイズチェーン(FC)展開することも発表。DXの推進と明光ブランドの深化と探索により、新たなファンを創出することや、事業構造の変革、DX戦略に取り組んでいる模様です。

企業名:明光ネットワークジャパン
株価:653円
最低投資価格:65,300円
配当利回り(予想):3.67%

【4位】エッチ・ケー・エス(7219)

自動車用チューニングパーツメーカーで、オリジナルマフラーやサスペンション、ターボチャージャー、電子制御製品などを製造、販売している企業です。技術力の強みを活かして天然ガス自動車エンジンの開発などのガスエンジン事業や、IoT車載通信機を使った車両管理技術を 活用したIoT開発事業など、新事業も積極的に展開。

直近では2023年8月期第3四半期累計の連結決算発表にあわせて通期の業績予想の上方修正をしたことや、期末一括配当予想の増額が買材料となっています。

企業名:エッチ・ケー・エス
株価:2,234円
最低投資価格:223,400円
配当利回り(予想):3.58%

【5位】マルゼン(5982)

業務用厨房機器の製造、販売や、業務用厨房設備の設計・施工など厨房機器メーカーとして長い歴史を持つ業務用厨房大手企業です。外食産業向けに強みがあり、ホテルやレストランのほか、学校、病院、福祉施設など、給食、中食産業に向けて厨房機器を展開。

自社製品比率が高く、スチームコンベクションオーブンのスーパースチームなど新製品開発や製品リニューアルのための開発設計なども手がけています。アジアなど海外向けに業務用厨房機器の販売なども。PBR1倍割れで割安感もある銘柄です。

企業名:マルゼン
株価:2,102円
最低投資価格:210,200円
配当利回り(予想):3.31%


配当は受け取るタイミングも重要となりますが、投資初心者の方や複数の証券口座で投資している方は、ポートフォリオを自分で把握するのは難しいと感じてしまうかもしれません。そういった方は、ポートフォリオを見える化してくれるサービスの利用も検討してみてはいかがでしょうか?

なお、高利回り銘柄は、もらえる配当利回りが高いというメリットがある反面で、権利確定前に利回りを狙った買いが入ったり、権利落ち後の下落も想定されるので、ご注意ください。

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