JA全農は28日、東京都内で通常総代会と経営管理委員会を開き、新会長に折原敬一副会長(JA全農山形会長)を選んだ。新たな副会長には、八木岡努氏(JA全農いばらき会長)と吉見一弥氏(JA全農えひめ会長)を新任した。任期は2026年の通常総代会終了まで。
総代会後の記者会見で折原会長は「JA組合員である生産者の営農継続、地域農業の振興が全農の存在意義である」と述べ、食料安全保障の具現化に向けた施策を進めていく考えを示した。
野口栄理事長、桑田義文専務、安田忠孝専務は再任した。理事の任期は25年の通常総代会まで。
新役員の略歴は次の通り。
▽新会長=折原敬一(おりはら・けいいち)69歳。2021年JA山形中央会会長、JA全農山形会長、JA共済連山形会長、JAバンク山形県運営協議会議長、JAみちのく村山会長。22年JA全農副会長。
▽副会長=八木岡努(やぎおか・つとむ)64歳。2020年JA水戸会長、JA茨城県中央会・JAバンク茨城県信連・JA茨城県厚生連・JA全農いばらき・JA共済連茨城の各会長、全農経営管理委員。
▽副会長=吉見一弥(よしみ・かずや)63歳。2023年JAえひめ南組合長、JA全農えひめ会長。
▽常務=日比健(ひび・たけし)58歳。1987年入会。2019年耕種資材部次長、21年同部長。
▽監事=池田幸夫(いけだ・ゆきお)60歳。1986年入会。2019年財務部長、21年参事。