ユニークな形の食虫植物に注目 岡山・半田山植物園で企画展

ユニークな形をした食虫植物の鉢植えが並ぶ企画展

 虫を捕まえて消化吸収する食虫植物に注目した企画展が、半田山植物園(岡山市北区法界院)の展示ホールで開かれている。ユニークな形をした食虫植物の鉢植えや標本の展示を通じて、その不思議な生態を紹介している。8月6日まで。

 植物園で栽培する約50種類のうち、虫を捕まえる袋状の葉が特徴のウツボカズラ、葉を閉じて虫をとらえるハエトリソウ、粘り気のある液を出すモウセンゴケ、水中でミジンコなどを吸い込むタヌキモといった25種類を集めた。虫を捕る仕組みを解説するイラストや県内の湿地で採取した食虫植物の標本の展示コーナーもある。

 岡山大2年の学生(19)は「植物なのに虫を食べる生態に興味を持った。奇抜な形も面白い」と見入っていた。

 観覧無料。午前9時~午後4時。火曜休園。29日と8月5日の午後3時からは職員によるギャラリートーク(無料、当日受け付け)がある。

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