歓迎、戸惑い交錯 最低賃金 本県892円目安

 厚生労働省中央最低賃金審議会の小委員会が本県を含む「Cランク」13県の最低賃金引き上げ額の目安を39円とした28日の決定について、宮崎県内では歓迎と戸惑いの声が入り交じった。労働者は「仕事にやりがいが出る」と歓迎する一方、経営者は「人件費を商品価格に上乗せしたいが、客の理解を得られない」と漏らす。新型コロナウイルス禍で打撃を受けた地域経済の回復に向け、経済政策の推進も求めた。

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