好天続きで甘~く…ブルーベリー晩生種、埼玉・美里で摘み取り最盛期 観光農園で真ん丸の青い実たわわに

真ん丸に実った青紫色のブルーベリー=27日、埼玉県美里町広木の飯野果樹園

 ブルーベリーの産地として全国でも指折りの埼玉県美里町の観光農園で、晩生種の摘み取りが最盛期を迎えている。8月下旬まで。同町広木の飯野果樹園では、約2300平方メートルの敷地で約300本を栽培。園主の飯野隆さん(71)は、「出来は平年並みだが、今年は天気のいい日が続いたので甘くなる」と自慢の味をアピール。

 養蚕が盛んだった同町では1999年、桑畑の耕作放棄地を活用しブルーベリーの生産を開始。現在の栽培面積は約34ヘクタール、生産農家は約80戸に上る。そのうち13戸が美里観光農園の会(中島しのぶ会長)として摘み取り販売を行う。

 晩生種は、時間制限なしの基本プランが入園料300円、摘み取り料1500円(1キロ当たり)。予約は不要だが、来園の際は事前の連絡を勧めている。問い合わせは、観光農園専用ダイヤル(電話090.8890.8517)へ。

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