台風5号は熱帯低気圧化 台風6号は強い勢力で週明け沖縄を直撃か 週末のうちに備えを

 大型の台風6号が発達しながら北上をしてきており、週明けあさって31日(月)から8月1日(火)にかけて沖縄を直撃するおそれがある。高波や暴風などに厳重な警戒が必要だ。沖縄では、この週末のうちに台風への備えをしておきたい。

大型の台風6号 次第に強い勢力へ

 先島諸島の沿岸を中心に大しけをもたらした台風5号は、きょう29日(土)午前9時に中国大陸で熱帯低気圧に変わった。
 一方、大型となった台風6号はきょう29日(土)午前9時現在、フィリピンの東にあって、1時間に20キロの速さで北北西に進んでいるとみられる。大型の台風6号は、あさって週明け31日(月)には暴風域を伴い、強い勢力となって8月1日(火)にかけて沖縄を直撃するおそれがある。

沖縄 週明け31日(月)から大荒れの天気

 台風6号の接近に伴い、沖縄ではあす30日(日)から次第に波が高くなり、あさって31日(月)には猛烈なしけとなる見通し。大しけの状態は8月1日(火)ごろにかけて続きそうだ。高波に厳重な警戒が必要。

 また、沖縄ではあす30日(日)から次第に風が強く吹き、あさって31日(月)から8月1日(火)にかけては暴風にも厳重な警戒が必要となる。沖縄本島では何かに捕まっていないと立っていられないような非常に強い風や、多くの木々が倒れるような猛烈な風が吹くおそれがある。雨足も強まって大荒れの天気となりそうだ。

 なお、大潮の時期と台風の接近が重なるため、沖縄本島ではあさって31日(月)から8月1日(火)にかけて、先島諸島では8月1日(火)ごろを中心に警報級の高潮となるおそれがある。

沖縄 週末のうちに台風への備えを

 沖縄ではあさって週明け31日(月)から8月1日(火)にかけて台風が直撃するおそれがあるため、この週末のうちに台風への備えをしておいた方がよさそうだ。飛ばされやすい物は家に中に片付けたり、しっかりと固定しておいた方がいいだろう。
 非常用品やラジオの電池などが切れていないかなども確認し、改めて避難経路や避難場所の確認などもしておきたい。

(気象予報士・鈴木悠)

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