「はだしのゲン」の被爆体験を伝える朗読会 広島市「未来の子どもたちに平和のバトンを」

原爆の恐ろしさを語り継ごうと、被爆体験を伝える朗読会が28日、広島市で開かれました。

朗読
「飛行機雲が消えてしばらくして、あの原爆が炸裂したのです」

朗読会を企画したのは、元アナウンサーなどでつくる「ひろしま音読の会」です。会のメンバー10人が漫画「はだしのゲン」の原作者・中沢啓治(なかざわ・けいじ)さんの被爆体験や平和への思いを朗読しました。

会場には、市内外からおよそ200人が集まり、1時間半にわたる公演に耳を傾けました。

呉市から参加
「核兵器が絶対だめだということを広島人として伝えていかないといけないということがたくさんあると感じた」

広島市から参加
「『はだしのゲン』の表現を(平和教材から)なくすのは残念。残してほしいと思いながら拝聴した」

ひろしま音読の会 藤越はる美 さん
「未来の子どもたちに平和のバトンを渡すためにも、繰り返し平和について伝えていかないといけないと思う」

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