スプリンクラー”水浸し被害”の楽団 市議会議員や市民向けの説明会を開く方針示す=静岡・裾野市

静岡県裾野市の市民文化センターで楽器が水浸しになったスプリンクラー事故をめぐり被害を受けた楽団側は裾野市議や市民向けの説明会を開く方針を明らかにしました。

2022年9月、裾野市の市民文化センターでスプリンクラーが突然作動し、コンサートを控えていた「シンフォニエッタ静岡」の楽器などが水浸しになりました。

放水に至った原因について、裾野市は「特定できなかった」とした一方で楽団側は「設備の誤作動」と結論付けていて、互いの主張は平行線のままです。

こう着した関係を打破しようと楽団側は、2023年8月下旬を目途に裾野市議会と裾野市民向けの説明会を実施する考えを示しました。

<シンフォニエッタ静岡中原朋哉芸術監督>

「ありえないなって。事故の責任から、どうしてそんなに逃げようとするのかわからない」

楽団側は市の事故調について、委員構成などにおいて公平中立性に欠けるもので、事故原因の検証や再発防止策への言及が不十分などと批判しています。

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