大阪梅田で「ジュラシック・パーク展」、作中の貴重な小道具も

百貨店「大丸梅田店」(大阪市北区)にて『ジュラシック・パーク』展が開催中。夏休みに入った子連れの親子や出勤前の会社員など、初日は幅広い世代の人で賑わった。

『ジュラシック・パーク』お馴染みのエントランスゲートが入り口

世界的な巨匠スティーヴン・スピルバーグ監督が手がけた『ジュラシック・パーク』シリーズ。「現代に恐竜が現れたら・・・」の空想の世界をリアルに映像化し、世界中の恐竜マニアを熱狂させた。これまでに6作品が公開され、1993年に公開された『ジュラシック・パーク』はシリーズ1作目である。

同展は、『ジュラシック・パーク』公開30周年を記念して企画され、作中でディロフォサウルスに襲われてしまう際に同作の主要人物・デニスネドリーが着用している『レインコート』や、パーク内の電気システムを復旧させる際に使っていた「電気配線図面」など、撮影時に使用された小道具が日本初公開され、それらが実際に登場するシーンをバックにアーカイブで展示。傷や汚れまでもが確認できる。

「恐竜の胚」を盗み、逃走中のネドリーが着用していたレインコート。映画撮影で実際に使用されたものが日本初上陸

なかでもひときわ会場を沸かせていたのは、恐竜の皮膚の質感や傷跡など細部まで表現された恐竜たちのフィギュア。作品の舞台「イスラ・ヌブラ」をイメージしたジオロマで特別展示している。今にも飛び跳ねそうな『ベビーブルー』や猛々しく吠える声が聞こえてきそうな『ロタンダT-REX』などが並び、迫力満点だ。

これらの一部は購入でき、なかには20万円近くする高額な商品も。しかし来場者からは「ここまで精巧に再現されているならむしろ安いのでは」という声まで上がっていたという。

物販エリアでは、「トートバッグ」(1980円)や「JP30thポストカード」(200円)など、同展限定のオリジナルグッズが複数スタンバイ。ほかにも気軽に買えるお手心価格の恐竜のフィギュアやぬいぐるみや文具、さらに『ジュラシック・ワールド』のロゴが鋲にデザインされた『ランドセル』まで勢揃いする。

開催期間は、8月14日まで、時間は朝10時から夜8時まで。場所は、「大丸梅田店」15階の「イベントホール」にて。展示・物販ともに無料で入れる。また、8月11・12日の2日間、恐竜くんのトークショーも(各回25組限定)、詳細は公式サイトにて。

取材・文・写真/宮口佑香

『ジュラシック・パーク』30th Anniversary POP UP

期間:2023年7月28日(金)~2023年8月14日(月)
時間:10時〜20時 ※最終日は18時閉場
会場:大丸梅田店15階イベントホール
料金:無料

© 株式会社京阪神エルマガジン社