インテル・マイアミの共同オーナーを務めるホルヘ・マス氏が、将来的にバルセロナの本拠地カンプ・ノウで親善試合を行いたい意向を示した。イギリス『デイリーメール』電子版が伝えている。
インテル・マイアミには今夏、アルゼンチン代表FWリオネル・メッシが加入した。メッシは2004年から2021年までの17年間にわたってバルセロナでプレーし、ラ・リーガ10回、UEFAチャンピオンズリーグ4回など様々なタイトルを獲得した。
しかし2021年夏、クラブの財政問題の影響で契約更新が不可能になるというまさかの事態に直面。メッシは記者会見で涙を流しながらバルセロナに別れを告げ、パリ・サンジェルマンに移籍した。
メッシはPSGで2シーズンを過ごしたが、パリの地では一部のサポーターと対立するなど居心地の良さを感じることはできず、契約満了を迎えた今夏、退団。バルセロナへの復帰やサウジアラビアへの移籍などが取り沙汰される中、インテル・マイアミへの移籍を決意した経緯がある。
マス氏はカンプ・ノウでの親善試合実施計画について、メッシがカンプ・ノウのファンに「正しい形で」別れを告げるためであるとしている。
「リオネル・メッシがバルセロナに適切な形で別れを告げることを願っている。彼はそうするに値する人間だ。私はそのために全力を尽くすし、実現できるようあらゆるサポートをするつもりだ」
カンプ・ノウは現在、改修工事を行っており、バルセロナは2023-24シーズン、かつてのエスパニョールの本拠地であるエスタディ・オリンピコを使用する。2024-25シーズンは引き続き工事を行いながら改修工事を行い、工事がすべて完了した状態でカンプ・ノウが使えるようになるのは2025-26シーズンを予定している。
そのため、インテル・マイアミがカンプ・ノウで親善試合を行うのは、少なくとも2024年夏以降となる。