宇宙テーマ 光のアート作品を展示 烏城灯源郷で岡山の専門学校生

岡山城の天守前広場に作品を設置する学生たち=28日

 夜の岡山城をライトアップする「夏の烏城灯源郷」(8月1日~31日)に、中国デザイン専門学校(岡山市北区船頭町)の学生が光のアート作品を展示する。宇宙をテーマに、色鮮やかな照明で幻想的な雰囲気を演出し「城と宇宙の斬新な組み合わせを楽しんで」としている。

 「ギャラクシーサマーフェス」と題し、天守前広場に惑星をイメージした球形のバルーン(直径約2メートル)を設ける。夜間は、濃紺の銀河系を赤い金魚が泳ぎ回る映像をプロジェクターで投影。周辺の地面に流れ星などのイラストも映し出す。

 同校はこれまでもイベント期間中に芝生広場でキャンドルアートを制作。今年はビジュアルデザイン科の1、2年生計約80人が新たな表現方法で臨んだ。学生のデザインを基に照明演出を手がける瀬戸内市の事業者が機材を用意するなどした。

 28日は学生たちが作品を設置した。2年生の男子(20)は「漆黒の岡山城に宇宙の暗黒が映えるデザイン。型破りだが、老若男女に楽しんでほしい」と呼びかけている。

 点灯は午後7時~9時。8月17日から花鳥風月をテーマにした作品に入れ替える。

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