猫が『恐怖を感じるもの』4つ 飼い主ができる対策やケアとは

1.大きな音がするもの

猫は大きな音がすると、驚いてパニックになったり怯えて震えたりすることがあります。雷、花火、ドライヤー、掃除機などを怖がることが多いです。

猫が大きな音でパニックになると、外へ脱走してしまう危険性があります。雷が鳴りそうなとき、花火大会が近くであるときなどは、しっかりと戸締まりをしておきましょう。あまりにも恐怖を感じると、猫は網戸を破ってでも外に出てしまう可能性もあるので注意が必要です。

なお、ドライヤーや掃除機の音は、生活音として慣れることがあります。猫がその音によって自分からその場を離れていくのであれば、あまり心配する必要はありません。もしどうしても怖がってしまうときは、ドライヤーや掃除機を使うときだけ別の部屋にいてもらうなどの対策をとった方が良いでしょう。

また、猫が恐怖やストレスを感じたときに、隠れられる場所があることも大切です。ダンボールの箱やケージなど、安心できる隠れ家があると猫のストレスを減らすことができます。猫が隠れてしまったら無理に出そうとせず、優しく声をかける程度にしてそっとしておいてあげましょう。

2.水に濡れること

体が濡れることに恐怖を感じてしまう猫は少なくありません。猫は毛が濡れると乾きにくく、濡れたままでは体温が下がって危険だからです。

猫がシャンプーされることをとても怖がっている場合、無理強いすることは猫にとって大きな負担となります。その場合は、ドライシャンプー、シャンプーシート、温めた濡れタオルなどを使って、汚れを拭き取るようにしましょう。

3.黒くて大きなもの

飼い主さんが黒い上着を着ていると、猫が怖がって後ずさりをすることがあります。猫は黒色を認識しやすく、「黒くて大きなもの」を怖がると言われています。我が家の猫たちも、家族が黒い上着を着ていたり持っていたりすると、怖がっている表情をして近づきません。

猫の前では黒い服を脱いだり着たりするのを避けたり、着替えてから猫と触れ合ったりするようにしましょう。

また、急に動くものに対しても、猫は恐怖を感じます。黒い服を着ているときは、猫のそばでは静かに行動するのも猫のためになるでしょう。

4.動物病院

他の動物がいる知らない場所に連れてこられて、検査や処置をされるので、動物病院を恐怖を感じる怖い場所だと思ってしまうようです。

その場合、普段から猫がいる場所にキャリーを出しておいて隠れ場所として使えるようにすると、病院に行くハードルが少し下がります。

また、病院から帰ってきたら猫が好きなフードをあげたり、おもちゃで遊んだりして「病院に行くといいことがある」と覚えてもらう方法もあります。

まとめ

今回ご紹介したように、猫が「恐怖を感じるもの」には、大きな音、黒くて大きなもの、水に濡れること、動物病院などがあります。

もちろん恐怖を感じるものは猫によって違いがありますが、脱走などトラブルを防いだり、怖がらせないように、できるだけ日常生活から猫の負担を減らしてあげたいですよね。

© 株式会社ピーネストジャパン