フランス人女性・ベロンさんが行方不明になって5年… 栃木県警などが情報提供呼びかける

 2018年7月、日光市を観光で訪れていたフランス人の女性が行方不明となってから5年となる29日、栃木県警などがチラシを配って情報提供を呼びかけました。

 行方が分からなくなっているのは、当時36歳だったフランス人の女性、ベロン・ティフェヌ・マリー・リックスさんです。

 ベロンさんは5年前の2018年7月29日、観光で日光市を訪れ宿泊していたホテルから外出したのを最後に、行方が分からなくなりました。

 拉致問題などを取り扱う国連の強制失踪委員会は、今年(2023年)4月までに日本政府に対し、ベロンさんが行方不明になっていることについて情報の提供などを緊急措置として要請しました。

 29日は、警察やボランティア団体など合わせて25人が、観光客などでにぎわう東武日光駅とJR日光駅の周辺で1千枚のチラシを配り情報提供を呼びかけました。

 チラシに印刷されたQRコードからアクセスすると、日本語と英語、中国語それにフランス語で書かれたチラシの内容を確認することができます。

 警察ではこれまでに約9千人を動員して、日光市内の川や山などでの捜索を100回行以上ってきましたが、有力な手掛かりや情報提供はないということです。

 警察は今後も事件と事故の両面で捜索を続けるとともに、情報提供を呼び掛けていきます。

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