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プレミアリーグのウェストハム・ユナイテッドとキットサプライヤーのUmbroは22日、2023-24シーズンに向けた新アウェイユニフォームを発表した。
ここでは、その10日前に先行で発表された新ホームユニフォームと併せてお届けしたい。どちらも独創的なコンセプトが興味深いデザインとなっている。
West Ham United 2023-24 Umbro Home
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ウェストハム・ユナイテッド 2023-24 Umbro ホーム ユニフォーム
“アンセムキット”と命名された23-24新ホームユニフォームは、クラレット(ワインレッド)を基調にスカイブルーの伝統的なコンビネーション。だが、所々に浮かぶバブルグラフィックがいつものハマーズのユニフォームとは異なる印象を与える。
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このシャボン玉のようなバブルグラフィックは、クラブ定番のサポーターソング(アンセム)「I'm Forever Blowing Bubbles」に由来する。この曲が流れるとスタジアムにシャボン玉が舞う“演出”も有名だ。
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この曲のオリジナルは、1919年に上演されたアメリカのブロードウェイ・ミュージカルの劇中歌だ。
『シャボン玉は空に届きそうなところで消えてしまう。まるで夢と一緒』という少し寂しげな歌詞を持つこの曲が半世紀以上も前にサポーターソングになった経緯は、諸説あるもののクラブでもよく分からないという。
歌われるようになった理由はともかくとして、現在でも愛され続けているこのアンセムが今回のキットデザインに反映され、そのことから“アンセムキット”と名付けられた。
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新ユニフォームの着用モデルとして、なでしこジャパンのメンバーでもある清水梨紗も登場!
West Ham United 2023-24 Umbro Away
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ウェストハム・ユナイテッド 2023-24 Umbro アウェイ ユニフォーム
23-24新アウェイユニフォームは、ホワイトを基調としたクラシックスタイル。エンブレムとメーカーロゴは一見するとシルバーにも見えるが、実際には見る角度によって薄っすらと虹色に光り輝く。
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このデザインのコンセプトは、絵のキャンバス。ホームタウンの一角にあるトリニティ・ブイ・ワーフは10年ほど前までは寂れた埠頭だったが、現在では芸術家が集う“アートの港”へと変貌を遂げて賑わっている。
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そしてこのデザインは、かつての名将が描いたウェストハムのフットボールとも関係がある。
1950年代にチームを率いたテッド・フェントンは、戦術、トレーニング、食事、そしてアカデミーの導入など多方面でクラブに変革をもたらした人物だった。
そのフェントンの描いたフットボールによって2部を彷徨っていたクラブは弧を描くように上昇し、1958年に20シーズンぶりとなる1部リーグへの返り咲きに成功する。
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クラブ側はこのコンセプトの説明にあたり、常識を超越した画家と評されるパブロ・ピカソを例えに持ちだしている。キャンバスとは少々抽象的なコンセプトだが、かつてのフェントンのように常識にとらわれずフットボールを描けというメッセージなのかもしれない。
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この新アウェイユニフォームは、22日に行われたダゲナム・アンド・レッドブリッジFC(5部リーグ)とのプレシーズンマッチでデビュー。試合は2-2の引き分けに終わっている。
23-24新ユニフォームはクラブ公式オンラインストア他で販売中。
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レアで懐かしいユニフォームが揃う「Qoly × LFB Vintage」。“あの頃”を思い出すユニの数々は見るだけでも楽しいはず!