「難しい。嫌じゃわ」 渋野日向子は初のアンダーパーも“鬼門”の2番に嘆き節

3カ月ぶりの決勝ラウンドでスコアを伸ばした渋野日向子(撮影/村上航)

◇海外女子メジャー◇アムンディ エビアン選手権 3日目(29日)◇エビアンリゾートGC(フランス)◇6527yd(パー71)

39位で決勝ラウンドに進んだ渋野日向子は、3バーディ、1ボギーの「69」でプレー。今週初のアンダーパーをマークし、通算イーブンパーの30位で最終日に臨む。

パーオン率は今週の自己ベストとなる66%(12/18)を記録。「ロングパットをしっかりと寄せてパーを拾えたところもあった。粘り強くパーセーブできたのが、伸ばせた結果につながった」とショートゲームもかみ合った。

3バーディ、1ボギーの「69」でプレー(撮影/村上航)

前半16番(パー3)ではピン奥1mにつけてバーディ。18番(パー5)もガードバンカーから1mにつけてバーディを奪い、2つ伸ばして後半アウトへ折り返した。

しかし、高低差が30mある打ち下ろしの2番(パー3)はグリーンを外してボギー。3日間を通しての難度は12番目のホールだが、渋野は3日連続でボギーをたたいているだけに今週の“鬼門”といえそうだ。

韓国のチョン・インジと同組だった(撮影/村上航)

「どうやって(グリーン)に乗せたらいいのかわからない。難しい。嫌じゃわ。普通に打てばいいのに、ピンを狙っていきたい気持ちがショートサイドに外してしまったりする」。予選落ちした前年大会も2日連続でパーにとどまった。

リーダボードを見上げれば、畑岡奈紗が3打差2位、笹生優花が5打差5位と日本勢がメジャーで優勝争いを演じている。

ラスト18ホールに臨む(撮影/村上航)

「私もがんばります。上を目指していくにはいいショットが必要になってくる。攻めるところは攻めていきたい」。最終日こそ苦手ホールを克服して、上位フィニッシュにつなげたい。(フランス・エビアン/玉木充)

動画:2023年 アムンディ エビアン選手権 3日目 渋野日向子 ハイライト動画はオリジナルサイトでご覧ください

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